3 Golden Lines for 2nd Work Life

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知的生産とは「情報」

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 最近読んだ本の紹介です。

梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」。

 

知的生産の技術 (岩波新書)

知的生産の技術 (岩波新書)

 

 もう古典とも呼ばれるくらいの良書なのですが、

ボクはこの年になって初めて読ませていただきました。

1969年(昭和44年)初版の本です。

そう45年前の本です。

もう半世紀近くも前の本なのですが

いやいや、本当にそんな頃に書かれたものなのと思う本です。

情報過多な社会であり、コンピューター教育の必要性を説いていたりと

先見性というのかびっくりします。

もちろん、時代を感じさせるところもあったりします。

ひらがなタイプライターを推奨のところなどは

そんな時代なんだと感じます。

 

さて、そんな著作の中でウメサオ先生は、そもそも

「知的生産」によって生産されるものは何かと言っているかと言えば

それは「情報」なのだと。

 

知的生産とは「価値ある情報」を発信することなんだと紹介されています。

 

そのための技術、というか情報を生み出すための

情報のため方、整理の仕方、加工の仕方などが

提案されています。

そこで出てくるのが「京大式カード」と呼ばれるカードだったりします。

コレクト 情報カード B6 京大式 C-602

コレクト 情報カード B6 京大式 C-602

 

 

ウメサオ先生はこのカードをドンドン活用されるのですが

ご本人もご指摘の通り膨大なカードの収納と持ち運びは簡単ではありません。

それはこの当時の技術ではなかなか難しいこと。

 

このユビキタスな時代は、それが可能になっています。

今ならウメサオ先生はどうするのが良いと仰るのかなあと

思いが巡ります。